🐶 ペットの生涯費用シミュレーター
犬・猫を飼うと、一生でいくらかかる? 種類と迎え方を選ぶだけで、初期費用から生涯の総額までを概算します。
最終更新: 2026年8月13日(アニコム損保2025年調査・ペットフード協会2025年調査の数値を反映)
内訳(大きい順・概算)
※ 一般公開されている飼育費の調査・統計をもとにした概算です。個体差・地域差・病気の有無で実際の金額は大きく変わります。
データで見る、ペットの年間支出
アニコム損害保険が毎年発表している「ペットにかける年間支出調査」の2025年最新版(有効回答5,494名)によると、1年間の支出は次のとおりです。
| 動物 | 年間支出の合計 | うち治療費 |
|---|---|---|
| 犬 | 413,416円 | 89,120円 |
| 猫 | 195,427円 | 47,130円 |
出典: アニコム損保「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(ニュースリリース)
この調査はペット保険の契約者が対象のため、保険料を含み、支出が多めの家庭に寄る傾向があります。本シミュレーターでは保険なし・支出控えめの家庭も含めた幅(犬で年間28〜38万円程度)を想定し、結果を「約◯〜◯万円」のレンジで表示しています。
寿命は延びている=総額も増える
ペットフード協会の「2025年 全国犬猫飼育実態調査」によると、平均寿命は犬14.82歳(小型犬14.59歳・中大型犬13.63歳)、猫16.00歳。医療の進歩で寿命は延び続けており、「年間支出 × 15年前後」というまとまった総額を最初に見込んでおくことが大切です。
出典: 一般社団法人ペットフード協会「2025年 全国犬猫飼育実態調査」(調査データ)
医療費は高齢期に一気に増える
アニコム「家庭どうぶつ白書2025」の保険請求データ(犬約80万頭・猫約27万頭)では、1頭あたりの年間診療費は年齢とともに次のように増えていきます。
| 年齢 | 犬の年間診療費 | 猫の年間診療費 |
|---|---|---|
| 0〜4歳 | 52,613円 | 39,102円 |
| 5〜9歳 | 88,362円 | 55,845円 |
| 10歳以上 | 172,742円 | 106,158円 |
| 15歳時点 | 261,239円 | 177,031円 |
出典: アニコム損保「家庭どうぶつ白書2025」
10歳以上の診療費は若い頃の3倍以上。本シミュレーターがシニア期の医療費を上乗せして計算しているのはこのためです。さらに、病気やケガでは一度にまとまった手術費用がかかることがあります。
| 手術の例 | 1件あたりの費用目安 |
|---|---|
| 骨折(骨接合手術) | 308,700円 |
| 膝蓋骨脱臼(パテラ) | 254,000円 |
| 猫の異物誤飲(開腹手術) | 220,800円 |
| 歯周病(全身麻酔・抜歯) | 97,300円 |
| 異物誤飲(内視鏡摘出) | 77,760円 |
出典: 第一アイペット保険金請求データ(2024年、アイペット損保)
ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担です。骨折1回で30万円という金額に貯蓄で備えるか、ペット保険(小型犬0歳で月2,500〜4,000円程度、猫0歳で月2,000〜3,000円程度から。高齢になると月8,000円を超えるプランも)で備えるか、迎える前に方針を決めておくと安心です。
忘れやすい公的な費用(犬のみ)
犬は狂犬病予防法により、登録(生涯1回・手数料3,000円)と年1回の狂犬病予防注射(注射済票の交付550円+注射料金約3,000〜3,500円)が飼い主の義務です。金額は主要都市でほぼ共通の標準額です。
出典: 各自治体の案内(例: 横浜市)
この計算の前提
- 初期費用: 生体価格(迎え方によって0〜40万円前後)、ワクチン・健康診断、ケージやトイレなどの初期用品
- 毎年かかる費用: フード・おやつ、日用品、ワクチン・フィラリア予防などの定期医療、トリミング(犬種による)、ペット保険料
- シニア期の医療費: 上記白書の年齢別データを踏まえ、寿命の後半に増える分を生涯平均に上乗せ
- アニコム調査(年間41万円)は保険契約者ベースで上振れ傾向があるため、本ツールはやや控えめの基準値に±15%の幅を付けて表示しています
よくある質問
犬を飼うと一生でいくらかかりますか?
小型犬でおよそ400〜550万円、大型犬では600万円を超えることもあります。飼育年数と体の大きさ、医療費のかかり方によって大きく変わります。
猫を飼うと一生でいくらかかりますか?
おおよそ250〜350万円が目安です。年間費用は犬より抑えめですが、寿命が15年以上と長いため総額はまとまった金額になります。
ペット保険には入ったほうがいいですか?
月2,000〜4,000円程度の保険料で、手術・入院時の数十万円の出費に備えられます。突発的な高額医療費に貯蓄で対応できるかどうかで判断するのが一般的です。
出典一覧
- アニコム損害保険「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月発表)
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2025/20260311/ - アニコム損害保険「家庭どうぶつ白書2025」
https://www.anicom-page.com/hakusho/ - 一般社団法人ペットフード協会「2025年 全国犬猫飼育実態調査」
https://petfood.or.jp/data-chart/ - アイペット損害保険「保険金請求が多い傷病ランキング」ほか保険金請求データ
https://www.ipet-ins.com/info/27775/ - 横浜市「犬の登録と狂犬病予防注射」ほか各自治体の案内
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/pet-dobutsu/aigo/kainushi/kyokenbyo.html